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ニュースリリース


国立大学法人広岛大学
闯贵贰スチール株式会社

福山内港における鉄钢スラグ製品を利用した硫化物抑制実証试験における
底生生物の生息状况について

国立大学法人広岛大学(以下、広島大学)および闯贵贰スチール株式会社(以下、JFEスチール)は、福山内港湾奥部のヘドロ状底泥から硫化水素臭が発生する問題の解決を目指し、粒度等を調整した砂利状の製鋼スラグ(*1)による硫化物抑制のフィールド実証試験を連携して行っています。このたび、2月26日に開催された第3回「鉄鋼スラグを活用した福山内港地区水域環境改善研究会(委員長:広島大学 土田孝 教授、以下「研究会」)」(*2)において、硫化物抑制効果の継続および底生生物の生息状況が報告されました。

<実証试験の経纬と调査结果>
? 2010年9月、福山市から、福山内港奥部で発生している悪臭を防止できないかとの质问を受け、「製钢スラグが臭気の原因となる硫化物を低减する効果を有する」という知见を踏まえ、闯贵贰スチールが悪臭低减方法の検讨を开始。
? 闯贵贰スチールと広岛大学が共同で室内実験を行い、製钢スラグによる硫化物の低减効果を确认。
? 本効果を実海域において确认するため、2011年8月、福山内港湾奥部にて製钢スラグによる底质改善试験を开始(図1)。非施工区の硫化物浓度约110~350尘驳/尝に対し、製钢スラグ施工区では検出限界(0.5未満)~4尘驳/尝であったことから、硫化物の発生が着しく抑制されることが确认(図2)。
? 上记结果を踏まえ、2012年7月にエリアを拡大した実証试験を开始(図1)。
? 拡大エリアにおいても良好な结果が得られており、底质改善は2013年2月の调査でも効果継続中。

<底生生物の生息の确认>
? 2013年2月の调査で、製钢スラグ施工エリアの一部において、多数のホヤやスピオという多毛类の一种などの底生生物(海底を生息场所とする生物)が製钢スラグ表面に付着していることを确认。またカニなどの甲殻类や稚鱼も确认(図3~5)。
? 冬季に海底近くの酸素浓度が増えたこと、硫化物が抑制された状态に改善されたことにより、幼生が成长したと推定される。
? 将来、福山内港を豊かな生物の生息空间に変える可能性を示す结果と考えられる。

広岛大学および闯贵贰スチールは、今后も定期的に生物生息の期间や范囲、また水质などについてモニタリング调査を実施し、研究会を通じて评価していく予定です。

(*1) 製钢スラグ : 闯贵贰スチールの鉄钢スラグ製品の一つで、「マリンストーン®」の名称で贩売している。
(*2) 鉄鋼スラグを活用した福山内港地区水域環境改善研究会 : 国立大学法人広岛大学と闯贵贰スチール株式会社との間で2011年9月に締結された「鉄鋼スラグを利用した環境改善」の分野での包括的研究協力に基づき、2012年2月に設立された研究会。福山内港地区水域環境改善実験に対する評価や助言を行う。


【図1】製钢スラグ施工エリアの计画図
製鋼スラグ施工エリアの計画図



【図2】间隙水の溶存硫化物浓度の推移

非施工区の硫化物は110~350尘驳/尝、施工区は検出限界(0.5)~4尘驳/尝

間隙水の溶存硫化物濃度の推移

【図3】製钢スラグ施工区と非施工区(海侧)の生物生息状况比较

製鋼スラグ施工区と非施工区(海側)の生物生息状況比較

【図4】製钢スラグに付着していたホヤとカニ

製鋼スラグに付着していたホヤとカニ

【図5】製钢スラグ施工区と非施工区の底生生物の分析结果

種類数
個体数
湿重量
本件に関するお问い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)西日本製鉄所福山地区 総務部総務室 TEL 084 (945) 3119

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